ポンド/円のFX相場

英ポンド/円

>英ポンドは、過去において長らく基軸通貨の地位を占めていましたが、二度の世界大戦で米ドルにその地位を譲らざるを得ませんでした。

 

 これは数々の植民地支配から撤退を余儀なくされたことや米国が世界経済の中で飛躍的に力を拡大してきたことに起因するようです。

 

 

しかし、いまだロンドンを中心とした金融市場は、世界において主導的な役割を果たしています。
 もちろん外国為替市場においては、NY次いで取引高の多い市場ですが、それ以外でもユーロ債の発行?流通ではいまだ世界の中心的役割を担っています。

 

投機的通貨

 英ポンドは変動が激しい通貨として有名です。

 

1992年のポンド危機において、有名なクォンタムファンドというヘッジ?ファンドを率いるジョージ?ソロスが、投機のポンド売りで210億ドルもの利益を稼ぎ出した話は有名です。

 

こういった事情からも、投機的な通貨という印象が残っているようです。しかし、その実際は主要通貨の中では、取引量が比較的少ないことや取引が英国を中心とした欧州勢の参加者に限られていることが大きな原因のようです。

 

 また、その取引単位が比較的大きいことから、比率では変動幅が他の通貨と同様でも値幅的には大きく変動しているように見えることも一因のようです。ポンド相場は実際に上下に大きくブレることが多いようです。特にテクニカル?アナリストの中では、ポンドの動きは分析不可能といって諦めてしまつている人も多いくらいです。

 

貿易収支と住宅指標

第2次世界大戦後の英国は、貿易赤字に転落しました。そのため一時は英国の貿易収支の発表時によく相場が動きました。
しかし、最近の英国経済を支えているのが旺盛な住宅投資にあることから、住宅価格の上昇率を示すネ?ションワイド指数やハリファックス指数に注目が集まつています。

 

M&A

英国企業は、M&A (企業買収)の対象となりやすいと言われています。二〇〇三年にも香港PCCWが英国のケーブル&ワイヤー社を買収するという二ュースから英国ポンドが買われた経緯がありますが、逆に英国企業が外国の企業を買収する場合は、ポンド売りになりやすい傾向があります。

 

 これは前にも述べたように、ポンドの?場が主要通貨で四番目という低い位置にあることで短期的な大口注文で相場が大きくぶれてしまうからです。