ユーロ/円のFX相場

ユーロ/円

ユーロの歴史は浅く、1999年に誕生した通貨です。欧州の11力国の通貨を統合した「ユーロ」はドイツ、フランス、オランダ、ベルギ?、ルクセンブルグ、オーストリア、イタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランド、フィンランドの加入から、その後ギリシャが2001年に加入して12力国になりました。
 現在では、23カ国で使用されています。

 

ユーロは2002年に紙幣の流通が始まり、本格的に「国境のない経済交流」がスタ?卜しました。しかし、ュー口相場はその華々しいスタ?トとは別に、開始時の1ユーロ=1.667ドルの相場から、2000年には1ユーロ=1.823ドルまで大きく下落しました。

 

 これはユーロの通貨統合が、そのスタ?トから大きな問題を含んでいたからです。ご存知の通り、欧州は陸続きの国が多いことから、元来国と国との交流が盛んで、文化的にも非常に似通つています。そのため欧州共同体(EC)の創設のように、早くから経済的な統合を模索していました。
 しかし、このユーロの統合は、欧州経済圏で重要な役割を果たす英国が不参加となつたことや成長率や経済格差のある国をひとつの経済圏にまとめることに無理があったのです。

 

 ですから、ユーロはその開始時から大きな問題を含んでいました。

 

 しかしながら、その後のユーロは紙幣や貨幣の導入を2002年に完了して、同年12月には1ユーロ=1.367ドルまで上昇しました。ドル安であった感もありますがこの時点で世界第二位の主要通貨に上り詰めました。
 近年では、原油取引の決済にユーロを利用する動きが広がっています。またアジアの中央銀行が、地政学的リスクからドル保有のリスクを回避するために、外貨準備としてユーロ選好を強める動きも見せています。

 

導入国の経済をどう見る?

ユーロを構成する 23力国は、経済力や物価水準がまちまちです。また景気の良い国もあれば、近年の欧州機器を代表するギリシャやスペインのように景気の悪い国もあります。
 それではいったいどうやって、ユーロの実力を判断すれば良いのでしょう?ユーロ圏ではその中央銀行である欧州中央銀行(ECB)が発表するユーロ圏の経済力を総合した経済指標を発表しています。

 

 ここで発表されるユーロのGDPや物価指数を見ることで欧州の経済力を判断することは可能です。外国為替市場では、ユーロ圏経済で中心的な位置を占めるドイツ経済の動向が注目されます。これはユーロ導入以前は、ドル?マルク取引が欧州の中心的な通貨取引であったことからも容易に推測されることです。

 

 また、EU安定化協定で、ユーロの参加基準として各国の財政赤字をGDPの三%以内に抑えなければいけないことになっています。