経済と為替の関係

為替市場のと経済

 為替市場のと経済がどのように関係しているかについては、多くの要素があり単純なものではありません。

 

 例えば失業率が何%なら、「その通貨は買い」で、GDPの上昇率が何%なら「その通貨は売り」というような公式があるわけでもありません。したがって、基本的には様々な指標を元に2国間の況感格差を総合的に見ることになります。

 

これを判断する基準としては、GDPや失業率(米国の場合は雇用統計)、貿易収支、消費者物価や生産者物価などの指標を見ることになりますが、これも月次べースの指標から四半期ごとの指標の変化などにも注目しなければなりません。
 継続的に、このような重要な経済指標の状態をチェックして

「相対的に良好な経済」

「為替の買い要因」

「相対的に悪い経済」

「為替の売り要因」

と見るのが一般的です。

 

株価や金利について

 しかし、この「相対的」という部分が判断基準として、恣意的になりやすいことから、個人のベースではなかなか判断が難しいものです。
 そこで、一つの見方としては、その国の株価や金利の動向を目安にすることが簡単で便利な方法となります。当然株価が上昇を継続していれば、多くの人がその国の経済を強いと見ていることになります。

 

 また金利が上昇傾向であれば、その国の中央銀行を含めて自国の経済が強いと判断していることになります。したがって、特に各国の中央銀行が自国の金融政策の変更を協議する「金利政策決定会合」は、経済を為替と絡めて見る上では重要となります。

 

 米国で6週間ごとに年8回開催される連邦公開市場委員会(FOMC)は、為替市場だけでなく、世界のマーケットから注目されています。また英国では、毎月上旬に開催される金融政策委員会(MPC)、ユーロでは六人の理事と 一二力国の中央銀行総裁が集まるECB理事会も同様に注目が集まります。

 

経済指標を見る上での注意点

 たくさんある各国の経済指標をすベて網羅することはできませんから、一応、経済指標を見る上での注意点を掲げてみましょう。

  • 市場が注目する経済指標には、流行がある
  • 経済指標の絶対値そのものより予想値の変化が注目される
  • 米国の経済指標が一番注目される
  • 発表された経済指標に対して自国での反応が鈍く、他国市場では敏感に反応する
  • 過去に発表された経済指標の改定値も注意する
  • 米国の経済指標はブレが激しい

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